「何を持って家の事を家と思うのだろうか?」という問答系の問いが頭から湧いてくる日がある。

そういう面倒な問いは無視しても人生は難無く送れるのだが、考えたくなる日も少ないがある。

こうやって家を解体していくと

家→柱と屋根、

家→あばら家、

家→面の塊、

家→ほぼ外、

とか本来の機能から外れた存在に変わるタイミングがある。

そして作り始めるとその逆を辿るのだ。

自分は今日の窓の取付け作業を通して、

「家に戻ったな」と感じるタイミングが確かにあった。

窓サッシの取付け

初めはネットでサッシを注文しようとしたが、自分たちの求める仕様は特注に該当するらしく業者発注でないとことが進まなかった。これは勉強になった。

知り合いの業者さんに改めてお願いする。

窓の取付けはしたことがないので(というかどの作業もしたことない)

メーカーの参考動画やこういう施工説明書を本番に臨む。

内容を要約すると

サッシ工事は水平・垂直にシビアで、特に枠物なので無理に施工をすると本体が歪む可能性がある。また防水処理をしっかり施工しないと漏水の危険もある。

個人的には防水処理が悩みどころで、防水役物、先張り防水、防水紙巻込みなど様々な工法や部材が出回っている。

散々考えた末に「年間に100棟も建てるハウスメーカーでもないんだし、自分が丁寧に施工出来れば防水テープ一択やろ..」と決める。

防水テープは幅100mmのブチル系テープを使用した。下端は片面粘着タイプ・側面と上端は両面粘着タイプと使い分ける。

下端→側面→上端の順で上が重なるように貼る。

基本的に雨仕舞というのは水の流れに対して逆行しない順番で施工する。

端部は25mm程度はみ出して貼るといい。

今回使用した防水テープ:左が両面接着タイプ。右が片面接着タイプ
詳しいことはこの本に書いてある。防水テープが幅100mmの理由も書いてある。

搬入当日

そしてトイレ・浴室・洗面所の窓がそれぞれ搬入される。

サッシは重い(5~30kgの場合もある)ので妻に荷揚げ係をしてもらう。

比較的小さく軽いトイレから始めたのだが、いきなり枠に入らない!

上部のワイド(幅寸法)引っかかる。

開口部寸法とサッシ寸法を比較するとサッシのワイドが下部で405mm

上部で406.5mmで微妙に違っていた。不良品という訳ではないが、上端の枠部のバリが引っ掛かってた。

諦めて外壁下地を一部外して、下地材を叩きまくって無理やり押し込んだ。

まずは仮止めする。

水平・垂直を調整するのだが窓下地がびたびたの寸法なので諦める。

ほぼ水平・垂直だと思いたい。

本締めをするのだが、インパクトドライバーで締め過ぎると枠が歪むので、キリで下穴を開けてからビスを打つ。

防水テープを順序よく貼っていく。両面テープは1回目の圧着と2回目の防水紙から圧着がそれぞれ重要とのことだったので頑張って押す。

風呂の窓はガラスが割れていたのでとりあえず取り付けして後でガラス交換してもらうことにした。