下準備
屋根の雪止めアングルの外れた箇所を中心に研磨たわしで錆取りをする。
ボルトの固定用だった穴を塞ぐように、コーキング材を注入する。
コーキング材をヘラで均し、アルミテープで蓋をする。
大会当日
お施主さんご家族・大工さん・我々で開催する。
まず朝露に濡れた屋根の水気を拭き取る。
次に2人2組に分かれ、その2人も面を塗るローラー係、細部を塗るハケ係に分担し作業を始めた。
棟→軒先の順で繰り返し塗る。
塗料は時間が経つとの粘度が増して塗りにくくなるので、塗装は手早く、薄め液で希釈しながら塗っていく。
塗りながらこの屋根はこんな屋根で、こんな問題があるからこういう作業していると説明する。
集中して塗装する。
塗装ってすぐに結果が見えて楽しいので無心で童心で作業した。お昼になり皆でおにぎりや芋煮を食べた。
建築をゆくっりと変化させている何よりも代えがたい時間だったな。
気付いたらなんか変わってた。とか理解しないで進んでいた。とかせずに皆で理解して、解釈して進めている気がする。そういう作業が自分も合ってるだろうな。だから自分も家を自分で改修したかったんだろう。
塗料のシンナー臭でプラモデルを作ってた頃を思い出している。
365mm幅ずつ生まれ変わる。