ユニットバスの施工はしたかったが、水回りの自主施工は漏水の危険があると感じていたので今回は見送り、見守る。

仕様

パナソニックのオフローラ サイズ1316(0.75坪)

  • 天井高2,000
  • スイングドア
  • 追い炊きなし
  • 鏡なし
  • 床暖なし
  • 暖房乾燥機なし
  • 風呂蓋なし
  • サークルLED照明
  • 水栓吐水パイプなし
  • アクセントパネルなし(なしが大量なのでこの辺で割愛)
  • 浴槽グロスホワイト色
  • エプロンピュアホワイト色
  • 床ミディアムベージュ色
  • シャワーメタル水量切り替え付
  • シャワーフックメタル

風呂の広さって人それぞれあるのだけども我々は、1,515mm×1,820mmのサイズとした。

一般的には1,820mm×1,820mmが多く選ばれてるかもしれないが、このサイズは現在住んでる賃貸の風呂と同じサイズで結構使い勝手がいい。

天井高は妻の勧めでch=2,000mmにした。これは調度良かった。

前回記事に書いたがオプションはあまり興味がないので付けてない。唯一付いたのがスイングドアだった。

吐水パイプや乾燥機付き換気扇などは現在の自分には不要だが、じいさんとか独り身になったら選択してもいいかもしれない。

追い炊き機能も付けてない。長風呂もしないし、風呂に入る前にシャワーでひと洗いしてから湯を溜めるのが染みついているので問題ない。

事前調査

施工する5日前に業者の事前調査がある。

ユニットバスは部屋の大きさを示す内法寸法、建物の躯体を示す芯々寸法、躯体の内側を示す据付必要寸法(詳しくはカタログのP.132)という寸法の表記がある。

我々(設計者・大工さん)は据付必要寸法を気にして設計や施工を進める。

この建物は躯体が時間と共に正確な矩形ではなく、歪な台形に変形していた。

歪な形を意識せずに間仕切り壁を作ると「これじゃあ施工出来ません」とか言われちゃう。

一通り確認してもらう。

間仕切り壁は問題なかった。

ドアの枠も納まるが薄物の枠にしないといけない。

許容範囲のミス。

コンクリート基礎立ち上がりの断熱材が洗い場床パンと干渉することが分かったので一部切り欠く

もしもう一度作ることがあれば気を付ける。

そこ以外は問題ないのでほっとする。

搬入と施工

これまでのマイペース作業と違いユニットバス屋さんに合わせて急いで施工したので自分は疲れていた。

本当は下準備は終えたので特に現場に居る必要もないのだが、業者の動きを見たかったので現場に向かう。

荷下ろし:4tトラックでやってきた。おもちゃみたいなパーツ達。

一緒に荷下ろしだけして、後はゆっくりと見学させてもらう。

(自分は人に見られながらする作業って嫌いなんだけど、こういう時お構いなしに見てしまっている申し訳ない)

事前の話だと1日掛かると聞いていたのだが、8時半~14時までの作業で終わった。

最近はうちのようにオプションを付けなかったり、または窓を付けない現場が多いそうで施工時間は減少傾向のようだ。

浴室に窓を付けないって発想はなかったので少し驚く。多分防犯だったり、断熱を気にしたりとかの理由なんだろう。

部品を観察するといかに素早く施工ミスが少なくできているかがわかる。

窓の四方枠部材:先に枠を作ってから窓に嵌める
壁パネル部材:化粧鋼板に石膏ボードの貼り付けられている

付属品の断熱材・気密パッキンがしょぼかったので基礎断熱を選択していたのは良かったと思う。

申し訳程度に床支持のアジャスターボルトにウレタン吹付けさせてもらう。寒さ対策は住みながら調整しよう。

またもう少し断熱について触れると、

壁の断熱については外壁面は当たり前に断熱するが、浴室と隣にある部屋の脱衣場・トイレの間仕切り壁に断熱材を入れようか入れまいか迷ってた。

現在の考え方としては、浴槽の湯は熱源のようなものなので熱が逃げたとしても脱衣場が暖かくなるメリットになるので断熱材は入れない。トイレ側は音の問題もあるのでもう少し考える。

天井断熱もユニットバスの設置後に施工するのだが、ユニットバス屋さんに聞くと天井直載せがほとんどらしい。

しかしユニットバスに直接載せた場合、施工は楽だが天井点検口を塞ぐことになる。天井点検口を開け閉めしているうちに断熱材がよってしまい本来の効果も発揮されないという心配もある。

ここは手間になるが、改めて天井下地組を作りその上に断熱材を載ることにする。

床→浴槽→気密シート→壁パネル→天井パネル→開口→その他金具→出入り口と組み上がっていく。

現場に新しい物体が突如現れた感じ。宇宙船のようにも見えてきた。

思うところ

自分は出先の時、コンビニのトイレを利用することが多い。

たまに古いコンビニに入るとトイレの床がタイル張りで微妙に暗くて匂いがして「あぁ…」ってなる。

自分自身少なくとも水回りの綺麗な建物になにかこう安心感を感じているのかもしれない。

それはデザインうんちゃらとは別の話であって、一般的な感覚だと思っている。が、その一方でこの古めかしい建物に白い箱が入っている馴染みの悪さも気になっている。「じゃあ元にあったステンレス浴槽再利用しろ!」とか「在来工法で風呂作れよ!」という意見もあるかもしれないが、そこに対しての割り切りれている自分の思考はなんなのかは分析ができていない。

作業してもらった時にありがたいなと思ったが、やっぱり自分で施工しなかったのかと後悔が残っている。

確かに業者の施工は一つの安心感に繋がるのだが、自分は安心と不信は表裏一体だった。作業を見ている限り全然自分も施工出来きそうだった。施工説明書を見るとパーツも25個ぐらいしかない。

壁の建て方もみーぐーの猫用ゲージを作ったのとほぼ一緒。(多分だけど)

そう考えてしまったのは、初め自分は自分以外を信じる気持ちが薄いからと思った。

もう少し考えてみると、そこに部屋があるという結果のみが欲しいわけではないんだと再認識する。

もう少し砕けていうと誰かに「この家は2人で作ったんですか?」と聞かれた時

「はい!妻と2人で作りました!」とかっこよく答えたいだけ。

「電気・機械設備、柱・土台の据え付け、大引き、ユニットバス以外は自分達でやりました!」だと歯切れが悪い。ただそれだけ。