同時に悩んでいたことが、引っ越すにあたり仕事を決めてから家を決めるといいのかと、家を決めてから仕事を決めればいいのかすらもわからないまま、進み続けるしかなかったのだ。

空き家を探す

自分なりに空き家の探し方を考える。

  1. 知人から聞く
  2. 不動産屋に行く
  3. 自治体の空き家バンクを活用

知人・友人もいないし、人見知りなので不動産も行きたくない丸め込まれそう。

と思った自分は、空き家バンクで物件を探し始める。

ただどこに引っ越したいのかは明確に決まっていない。

思いついたままに近場から山形、福島、岩手、新潟、北海道、各市町村の空き家バンクHPから登録物件を確認するという作業が始まった。

あてもなく眺める日々は病的でもあっただろう。

空き家バンクは更新頻度少ない

しかし自分が探していた中では、町を歩きで「あれは空き家っぽいな~」と感じるのと空き家バンクで調べた時の実数には差があるように思えた。

実際自分も空き家を所有してしまう状況になってしまったら、売りにも出せずに固定資産税を払い続けるという選択もしそうなので、ここでとやかく言うつもりもない。

ただ、いくら時間が経ってもニュースを見ると空き家は増え続けるが

空き家バンクの登録物件数は変動がなかった。

そして自分の見ている世界の他で物件のやり取りが行われていることに気付く。自分が見ているのは良物件などはなくなった残りカスのような情報だったのだ。

最終的に古民家すまいるという物件紹介サイトに行きついた。

一般的な不動産の価格って築年数、付帯設備、土地から決められ、空き家バンクは前の持ち主の言い値んで価格が決定してる感じだった。適正な価格と判断するのは難しい。

は、古いもの前提なので構造材や外壁、屋根の痛みあたりで価格設定をしていたため、妥当な金額が多く。決定しやすかった。

建築の仕事をしている自分でも、お金と建物のバランスを図るのは難しい話なので移住してる人たちは難儀するだろうなと思う。

価格と場所、広さ、痛みの少なさから、住宅の購入を決めた。

雪の少ない年だったのだが軒下は雪が多い

何かと離れる代わりに何かと近づく

結果的に今回住む場所は、どこにも近くない場所を選択した。

なんでそんな選択したのだろうかとも思っている。理由としては

私達夫婦には子供もいないので学区とかは特に気にしなくていい。各々車を持っているので徒歩圏内に施設が必要ということもない。自営業をするため職場の近くに自宅がある必要性もない。

色々なものと離れてしまっても大丈夫な状況を作ったのだ。場所と状況はもしかしらら均一の方がいいのかもしれない。

高速や駅や空港の移動のための主要な施設と離れるということは、都市の動脈から外れることで一般的には郊外、過疎地の場所だ。

今回の住む場所を考えた時に「何かが離れた代わりに何かが近くなる」と思っている。世の中では