夏は暑さと蚊と格闘していたが、最近は涼しくなってカメムシとの格闘が始まった。朝は少ないが昼近くになるとあいつら活発に動き出すし、顔面目掛けて突撃してくる。格闘というか一方的にやられ放題。

「考え過ぎて手を止めてしまうにはよくない。詰みあがってる問題は施工しやすいところから作ってしまうといい。」とのアドバイスを貰い頭の中で反芻しながら、ゆっくりと床の下地まで作業を進めてきた。

作るという作業に入った途端またペースが変わってきたし文章の進みも鈍くなってきたが、のろのろと進めよう。

脱衣所廻りは間取り自体を変更するため床は剛床工法(根太レス工法ともいう)でまるっと作り直す。

2種類の床組みに断熱材を嵌め、防湿シートを張り、床下地を張った。

1つ目の床は、分厚い床下地で構造を持たせている剛床工法。

工期も早く断熱材も入れやすいので世間一般的に採用される工法。

作業は、枠の四方を測る人、切る人、断熱材を嵌める人で作業を分担しながら進めた。

素人の自分はもちろん測る人。あと断熱材を受ける金物入れもした。当たり前だが、断熱材はその小さな金物で止めてる為、踏むと足ごと突き抜けてしまうので注意して歩かなければいけない。(何か所か踏んでしまった…)

断熱材敷き
こんな感じで、床を敷かないと簡単にやってしまいます。

人が増えるといつの間にか作業が進む。

それがいいのかはわからない。

もう1つは既存で使われている根太組み工法。昔の住宅はこの工法が多い。

根太のサイズは下の大引きのスパンや上に載るものの荷重で変わってくる。ここの根太は90×36@303で入っていた。

強度的にも十分と判断し、既存の根太に断熱材を入れることにしたが、実際は難しいものだった。

材がやせていたり、微妙に斜めになっているため断熱材の寸法取りが難しい。また丸鋸で長尺を綺麗に切るいう技術は、自分には備わっていない。

よって上のようにちょっと汚い施工となった。断熱的にはしっかり埋めてるので問題ない。はず。

丸鋸の刃、独特の形だが、切れやすいし摩擦が少なくて切る際に断熱材が溶けにくい感じがする。

それを諭してか、断熱材は厚さ100の1枚張りではなく、厚さ50+50の2枚張りでした方がいいとアドバイスを貰っていた。1枚目の断熱材に隙間が空いてしまったとしても2枚目でカバーできる。

こうやって技術の差を工夫で埋める。工夫の差は愛嬌で埋める。