日々解体を進めている。
思えば解体を手伝いもよくしていたので、なんとなく進め方もわかる。
そして解体は気持ち良い。
自分は木の躯体を見るのが好きだし、空間の抜けが生まれるのがつどつど嬉しくて、疲れが飛ぶのだ。
例えば、居間の壁も天井が抜けて天井高さが変わると一気に教会のような神聖な空間になる。
壁を壊すと遠くの光が差し込んできて、燦燦と床が輝く。
床が壊す目線が下がり、庭と繋がるのかなぁと淡く考える。
こういう開けた空間を見てしまうと、自分は壁を作ることを躊躇しまうが、妻はしっかりとどうしたいか決まっているようだ。
こういう時に心強い。
