髪を切った日

個人的な楽しみがある。

風呂場で髪の毛を洗う時。

いつものつもりでシャンプーを1プッシュしてしまう。

けど長さからいって半プッシュで十分に足りる。

そして頭の上のその余分な泡だらけになる。

「ついつい前の毛量のつもりしてしまったぜ!」なんとも言えない贅沢感みたいなものを感じる。

つまりは貧乏性なわけだ。

そしてその貧乏性には憧れがあって、坊主頭は一度してみたい。

もし坊主頭にした日にいつもの様に1プッシュで洗ってしまうとなると

そりゃもう意味のない泡で大変なことですよ。

そんな妄想はするけど、なかなか実行する勇気がわかない。

意外と日本人気質なので周りに変なこと言われないか気にする。

そんな心情を妻に話してみると

「冬寒いよ」

「禿げてきてからでいいよ」

どうやら坊主は困るようだ。

挙句の果てに

「そんな勇気はいらない」

といつものように一蹴される。

もうしばらく憧れている。