妻を散歩に誘う。
雪の日が続く中、晴れた日の午後に散歩する。
一時的にべしゃべしゃに溶けた雪道を二人で歩く。
車が通りすぎるたびにべしゃべしゃの雪をこちらに飛んでこないか注意を払う。
「あの家はプロポーションがいい」
「窓の大きさがいい」
「あの設備は何」
「これは猫の足跡だ」
「こんな道は歩くべきではない」
「不意の柴犬に会いたい」
などとお互いのペースで話しながら歩き回る。
身体が少し疲れて
少しパンを食べ、苦いコーヒーを飲み、家に帰る。
家ではみーぐーが寝ている。